広汎性発達障害児ユッキー、両親から祖父母への告知を小耳に挟む

広汎性発達障害児ユッキー、祖父母への告知を小耳に挟む

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ユッキー
オッス、オイラは広汎性発達障害児のユッキー!

ナガユキの長男だい♪

今回は、爺ちゃん婆ちゃんにオイラの発達障害について伝えたお話だよ(≧∇≦)/

 

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オイラには爺ちゃん婆ちゃんが4人いて、4人とも生きてるし認知症にもなっていない(2019年4月現在)。

ただ、オイラの家族は転勤族。オイラの家から爺ちゃん婆ちゃんの家に行くには新幹線を使わないとつらい距離だ。

父ちゃんと母ちゃんが中学校の同級生だったから、爺ちゃん婆ちゃんどうしの家は歩いていける距離なんだけどね★

 

父ちゃんと母ちゃんは、爺ちゃん婆ちゃんにオイラの発達障害についてビデオ通話で伝えることにした。

年末年始に帰省するつもりだけど、その前にきちんと話しておこうと。

そうすれば帰省までに自分たちで調べて知識を得ておいてくれるはず!という打算もあったらしい(笑)

 

まずは父ちゃん側の爺ちゃん婆ちゃん。

ビデオ通話を始めて、たわいのない会話が途切れたとき・・・

父ちゃんが「実はさ、ユッキーが広汎性発達障害って診断されてん。いわゆる発達障害やって。」とオイラのことについて話し出した。

続いて母ちゃんが「診断名は広汎性発達障害ってことですけど、最近の言い方でいうと自閉症スペクトラムに近いと思います。」と言い、詳しく説明をする。

そして、これから療育に通うことなどを伝えた。

 

母ちゃんが一通り説明しおわると、今度は婆ちゃんが語りだした。

「うん、ユッキーは前から目を合わせてくれないなって思ってたのよ。先日の暴れ方もすごかったし・・・。」

おお、そういや婆ちゃん達が遊びに来た時に、慣れない人が車に乗ってきたから…わけがわからなくなってイスに頭をぶつけまくったっけ(^_^;)

 

婆ちゃんは言葉を選びながら続ける。

「でもね、あまりこちらから言うとかえって良くないかと思って。1歳半健診で発達専門の病院を予約してるとも聞いてたから。

まぁ、早く気づいて動き出せるのは良かったんじゃない?できることをするしかないもんね。」

そして爺ちゃんが言う。

「愛があれば大丈夫!」

苦笑する婆ちゃんと父ちゃん。

父ちゃん側の爺ちゃん婆ちゃんには、そんな形でオイラのことをわかってもらった。

 

さて、次は母ちゃん側の爺ちゃん婆ちゃん。

父ちゃんと母ちゃんが同じように伝えたところ、爺ちゃんが深刻そうな顔をしている(^_^;)

 

婆ちゃんは小学校関係の仕事をしていて発達障害の知識があるせいか、割とあっさり受け入れてくれた。

「うんうん、そうなのね~。わかったわ。自閉症スペクトラムといっても色んな子がいるからねぇ。

こんな子もいたし~、あんな子もいたし~(割愛)。

まぁ、療育に通いながらできるだけ伸ばしてあげれば大丈夫よ~♪」だって。

 

爺ちゃんは「そうか、わかった。」と一言だけだった。

でもその後、爺ちゃんは娘である母ちゃんのことが心配でいろいろ調べたらしい(笑)

発達障害児を育てる親がどんなに大変かを調べ、母ちゃんに「これまでこんなことで大変だったんじゃないか」とこまめにメールを送るようになったんだって。

 

「親って、子どもが何歳になっても親なんだな~」って、母ちゃんは嬉しそうに笑ってた。

 

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