1歳半健診から8ヶ月・・・
やっっと、1歳半健診で予約した発達専門の病院を受診する日がやってきた!
今回はオイラが発達専門の病院を初めて受診したお話だよ(≧∇≦)/
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母ちゃんに初めての病院に連れていかれ、待つことしばし・・・
オイラの名前を呼びながら2人の女の人がやってきた。
「ユッキー君、はじめまして。今日は上のお部屋で遊ぼうね。」と声をかけられて、オイラは母ちゃんと一緒に女の人について歩き始めた。
すると、そこにはオイラの大好きなエレベーターが!
「ボタンを押したい!」と思って「ぴち!ぴち!」と声を出したけど、女の人は「いち?『1』って読めるのかな?」と言いながらオイラの押したいボタンを押してしまった。
まぁ、しかたない。いつも押させてもらえるとは限らないもんね。
*オイラはボタンを見ると「ぴち」って言う。「ピンポーン」から覚えたんだよ♪
エレベーターから降りて、案内されるままに廊下を歩いて扉をあけると、6畳くらいのお部屋があった。
「ユッキー君、好きに遊んでいいよ♪」と言われたので、目についたブロックの箱をあけてみる。オイラの家のより小さいブロックが入ってた。
女の人のうち1人がオイラと遊んで、もう1人は母ちゃんとお話してる。
オイラはそのブロックでお部屋を作っていく。
オイラがブロックの扉を置いたら、女の人がブロックの人形でその扉をくぐったりして遊んでいた。
オイラには姉ちゃんが2人もいるもんだから、オイラの作ったお部屋でだれかが遊んだりしても気にならない。オイラは構わず自分が作りたいようにブロックを置いていく。
ん、思ったようにブロックがくっつかない・・・
オイラは母ちゃんの指を引っ張りに行って、そのままくっつけてほしいブロックのところまで持ってくる。
母ちゃんが女の人と話してる途中だとか、そんなことは気にならない。
母ちゃんは「こんな感じでクレーン現象が見られます」と説明していた。
(*クレーン現象・・・他人の手を取って物を指さしたり、取らせようとしたりする行動。自閉症児によく見られるが、定型発達の子どもにも見られることがある。)
母ちゃんはたくさんお話をしていた。
たまに女の人から質問をされながら、母ちゃんがオイラの心配なことについてiPadのメモを見せながら説明していく。
女の人はノートみたいな紙にその内容を一生懸命書いてメモしてくれていた。
▼母ちゃんがオイラの説明に使ったメモ
↑あくまで「メモ」なので、文章のおかしい点などはご容赦ください(母ナガユキより)。
一通り話し終わったとき、母ちゃんが「先生」と呼んでいる女の人がこう言った。
「ユッキー君が心療内科で広汎性発達障害と診断されたとのこと、私も同じ考えです。ただ最近はその名称を使わずに自閉症スペクトラムと呼んでいます。ユッキー君は自閉症スペクトラムで間違いないでしょう。」
おお、そっか。
じゃあオイラは広汎性発達障害児ユッキーから自閉症スペクトラム児ユッキーに呼び方が変わるのかな?
女の人の話は続く。
「ユッキー君の最優先課題は、他人の存在がプラスだと感じられるようになることです。そう感じられるようになれば言葉も増えてくるでしょう。」
だって。
オイラにはまだわからない。
でも、いつかわかるようになるのかな?
遊びにあきたオイラは、母ちゃんの指をお部屋のドアノブまで引っ張っていった。
「帰りたい、んだね。じゃあ先にお片付けしよう」と母ちゃんが言いながらお片付けを始めた。
オイラも母ちゃんと一緒にお片付けを始める。
その様子を見た「先生」と呼ばれる女の人がにこやかに言ってくれた。
「ユッキー君はお母さんが誘えばお片付けもできるんですね。声もたくさん出していますし、状態としてはとても良いと思います。お母さん、上手に育ててらっしゃいますよ。」
それを聞いた母ちゃんはとっても嬉しそうだった。
オイラにはわからなかったけど、先生は母ちゃんの話を1時間も聞いてくれたんだって!
あと、母ちゃんがオイラの自傷行為をどうすれば減らせるか質問したら、先生はこう答えてたよ。
「不快な思いをしたときに、痛みというわかりやすい不快な刺激を求めるんです。痛みよりも抱っこの方が気持ちいいと理解できるようになれば減っていきますよ」だって。
このアドバイスから母ちゃんが『自傷行為をしようとしたら止めて、抱きしめて「頭を打たなくても大丈夫」と言う』ってことを2ヶ月続けたら、オイラ自傷行為を少し我慢できるようになったんだ♪
▼くわしくはこちらの記事に書いてあるから、良かったら読んでみてね♪
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オッス、オイラは広汎性発達障害児のユッキー!
ナガユキの長男だい♪