ナガユキ流へようこそ(≧∇≦)/
「鬱やノイローゼとは一番関係なさそう」と言われるナガユキです(^_^;)
「乳幼児虐待」の話を聞くと、「なんてひどいことを!」と思いませんか?
ナガユキも心からそう思います。
同時に「親を助けてくれる人はいなかったのか」という悲しい気持ちにもなります。
なぜなら、自分自身も引っ越し後、引っ越し鬱と育児ノイローゼが合わさったような状態になり、乳幼児虐待の1歩手前くらいの場所までいってしまったことがあるからです。
今回はその時の話と、その体験から乳幼児虐待に対して思うことを書いています。どうしても暗い話になるので、読みたい人だけ読むようにしてください。
引っ越し鬱&育児ノイローゼになった話
ナガユキをおいつめたストレスの数々
2013年11月、ナガユキは夫の転勤によって4年暮らした群馬から仙台に引っ越しました。
当時、子どもは3歳と1歳。
群馬ですでに3歳児の幼稚園の願書は提出済。ママ友も子どもの友達もおり、近所付き合いは良好。お気に入りの遊び場もたくさんありました。
それらとすべてさよならして、新天地の仙台へ。
11月いっぱいは引っ越しの荷物整理に追われて忙しく過ごし、12月になると雪が降ったら積もるような寒さで外に出られず・・・。
子どもたちは外に出られずイライラ。
夫は営業職として東北6県を2人で回っていたため、週の半分以上は出張で帰宅せず。前担当が鬱で辞めてしまったため、ろくな引継ぎ資料がない状態でお客さんとやり取りしなければならなかった夫もイライラ(同情)。
「夫が前担当さんのように鬱になったら大変!私が家族を支えなければ!」と頑張っていたナガユキでしたが・・・
- 群馬と離れた寂しさ・悲しみ
- 慣れない土地
- 大人の話し相手がいない
- 家族はみんなイライラ
- 家に引きこもり状態(積雪で車の運転が怖かった)
- 余裕のなさから自分の朝ごはんを食べ忘れる
- 子どもの夜泣きによる寝不足
- 子どもに対する申し訳なさ
- 子どものわがままに振り回される
こういったストレスにさらされ続けた結果、2014年1月には台所で一日中たいそう座りしてぼーっと過ごすようになっていました(^_^;)
引っ越し鬱&育児ノイローゼ中
引っ越し後のストレスにさらされ続けて、どれくらいの頃でしょうか。
子どもの「お母さん」という声を聞くだけでイライラするようになったのです。
さらに、子どもになにか邪魔をされると殴りたい衝動にかられるようになりました。
ぞっとしましたよ。
自分の中に暴力性が隠れていた。
「おだやかなお母さん」のつもりだったのに、そうじゃなかった。
この事実に、本当に「目の前が真っ暗」になりました。
にこにこ楽しい子育てがしたかった。
イライラする自分がなさけない。
イライラを止められなくてくやしい。
でもイライラしてしまう。
心の中はもうぐちゃぐちゃでした。
でもイライラは自分ではどうにもなりませんでした。
ついに、3歳児のおもらしで怒鳴ってしまったんですよ。「叱る」ではなく「自分のイライラをぶつけた」んです。
そのあと、本当に子どもに手をあげてしまいそうで怖くなりました。
「自分から子どもを離さなければ!子どもに暴力をふるうよりはマシ」と、テレビ(DVD)とYouTubeに子守りを任せるようになったのはそれからです。
子どもがテレビやYouTubeに夢中になり自分にかまってくる時間が減ると、イライラしなくなったかわりに無気力になりました。
びっくりするほど、な~んにもやりたいことが思い浮かばない。
というか、「物を考える気力もない」状態になって、一日中ただただ台所で座り込んでいました。
心理学の知識があったので、頭の片隅で「これ鬱やな~。じゃあ休むのが一番や~。」と思ったのと「あ~、もう5時かぁ。夕飯つくらなきゃ~。」と思ったことだけ記憶にありますが、あとはほとんど覚えていません。
一応ネットスーパーで買い物して、ごはん作ったり子どもとお風呂に入ったりと最低限のことはしていたようですね。
そうして1~2ヶ月くらいぼーっと過ごしているうちに・・・
「子どもたちとどこか遊びに行きたい」と意欲がわいてきたのです!
引っ越し鬱&育児ノイローゼから回復した瞬間でした(≧∇≦)/
子どもから離れ、しっかり休んだのが良かったんだと思います。
回復後
もともと、エネルギッシュで鬱やノイローゼとは縁がなさそうなナガユキです。
「遊びに行きたい」と意欲がわいてきたらどんどん調べて遊びに行きました♪
そして2014年4月。
3歳児が幼稚園に入園し、素敵なママ友さんと出会えたおかげで鬱っぽさやイライラは完全に消え失せます。
そして2015年12月に仙台から岡山に引っ越しとなりましたが、今度は大丈夫でした♪
- 岡山は冬でも公園遊び可能(仙台と比べたら暖かい)
- 夫の出張がかなり減った
- noteやTwitterと出会い、ネット上にやり取りできる友人ができた
- 第一子が幼稚園児のため、すぐに新しいママ友さんと出会えた
このように理由はいくつかありますが、なにより「自分もストレスがたまるとイライラするただの人間」と思えるようになり、
「イライラしたら休めばいい」とわかったことが大きかったと思います。
今(2018年)では子どもがもう1人増えているのに「にこにこ楽しい子育て」ができて毎日幸せです♪(ま、ワンオペ育児なんで大変なことも多いんですが。)
乳幼児虐待に対して思うこと
赤ちゃんを産んだときに「サンドバックを産んだ」「虐待してやろう」なんて思う親はいないと思うんですよね。サンドバックのためにつらい妊娠や痛い出産を乗り越えようなんて誰も思わないでしょう。
多くの親御さんは、不安を抱えながらも産んだ赤ちゃんとの楽しい未来を思い描いてたと思うんです。
ですが、親も人間です。人間である以上、ストレスによって追いつめられればイライラもします。特に睡眠不足は最悪です。
様々なストレスのために、その赤ちゃん(子ども)の声も聞きたくないほど追いつめられて、虐待をはじめてしまう・・・赤ちゃんにとっても親御さんにとっても悲劇です。
虐待は当然いけないことですが、いくら「虐待はいけないことだ」と言っても効果はありません。親を追いつめれば追いつめるほど、そのストレスは子どもに向かってしまいます。
虐待をなくすには親が幸せな子育てができる環境を整えることが必要なんですよ。
「幸せな子育てができる環境」は親御さんによって違うでしょうが、少なくとも休みたいときに休めることが必要といえるでしょう。
虐待の前段階にある「子育てでイライラする」があらわれたら、
- 人に相談する
- 子どもをあずける(子どもから離れる)
- 家事を楽にする
といった対策をとってほしいと思います。
親御さん1人1人が理想としていたような幸せな子育てができることを心から願っています。
あとがき
すべての親御さんが、赤ちゃんを授かったとき、そして産まれたときに望んだような子育てができる社会になってほしい。
これがナガユキの願いであり、わが子たちが親になるまでに実現したい社会でもあります。
親が必要なときに必要なだけ手軽に休める子育て支援、なにかできませんかねぇ。(保育園の一時保育は「料金が高い&預けるための準備物が多い」ので使いづらいんですよ…。)
【妄想】
『民間子育て支援:もう1つの実家』・未就園児とその親が対象
・1,500円程度のランチ購入が条件
・11:00〜16:00まで、好きなだけ滞在可能
・当然キッズスペース有り
・親が休める別室有り
・従業員は近所の善良で元気な高齢者の方。時給は最低賃金だけど認知症予防に♪とかどうかな?
— ナガユキ@ワンオペ3人育児中の自由人 (@Nagayuki_Akiko) April 14, 2018
↑のアイデア、1,500円のランチをバイキングで必須にする、とかどうでしょう?親御さんに栄養たっぷりの昼ご飯を好きなだけ食べてもらって、好きなだけ昼寝してもらう子育て支援。
お子さんは従業員がキッズスペースで一緒に遊びます♪
ナガユキの親のように「自分の子どもや孫の世話がしたいけど、遠くに住んでいるからできない」初老の方に働いてもらえば、そういった方の生きがいにもなるんじゃないかな~と。
どうぞ素敵な「あなた流」を見つけてくださいね(≧∇≦)/
虐待してしまうほど追いつめられてしまう前に、文明の利器(ナガユキは食洗機&ルンバを導入)や便利なサービスなど、使えるものはなんでも使ってしまいましょう!
今は食宅便や家事代行なんてサービスもありますし、「自分が一番つらい家事を楽にしてくれるサービスがないかな?」と調べてみるのもいいと思います♪