ナガユキ流へようこそ(≧∇≦)/
人生2度目の血便が出て大腸内視鏡検査を受けてきた女性のはしくれナガユキです(^_^;)
▼ナガユキは2017年に、人生で初めて血便を体験しました。
そして2018年9月、また血便が出てしまったのです!!!
ということで、今回は念のために大腸内視鏡検査を受けてきました♪(鎮静剤使用・生理3日目)
この記事は、自分が体験した大腸内視鏡検査についてできるだけ詳しく書いています。
どうぞ参考にして、検査しようか迷うような症状があればぜひ検査を受けていただきたいと思います。
大腸内視鏡検査は、病院によって検査の受け方がかなり異なります。
- 食事制限が2~3日から・前日夜だけ
- 前日から薬を飲む・飲まない
- 鎮静剤を使用する・使用しない・使用するか選べる
などなど、病院によって違いますから気になることは検査を受ける病院に確認してください。
また、下剤の効果など個人差も大きいため、この記事はあくまでも参考にしかならないことをご了承ください。
お好きな項目からどうぞ♪
大腸内視鏡検査を受けるまで
大腸内視鏡検査の予約
人生で2度目の血便が出たのは2018年9月なかばのこと。
「ここで検査を受けずに後悔するのだけは嫌だ!」と大腸内視鏡検査を受けることを決意。
そこで昨年受診して診察券のある大腸・肛門外科に予約の電話をしました。
ナガユキには年齢が1ケタの子どもが3人います。検査を受けるとなれば、夫に子どもを預けられる土曜しかありません。
ところが、土曜はやはり人気らしく予約がいっぱい。
結局、検査が受けられることになったのは3週間後でした。
いざ予約をしようと思っても、かなり先まで予約が埋まっている場合もあります。
だからこそ、検査しようか迷うような症状があれば少しでも早く病院に連絡して予約しましょう!
大腸内視鏡検査の前日準備
ナガユキが大腸内視鏡検査を受けた病院では、検査の前日までに1度病院へ行って検査の準備等の説明を聞くという決まりになっていました。
(事前に病院に行く必要がなく、注意点の書かれたプリントが郵送されてくる病院もあるそうです。)
というわけで検査3日前に病院へ。
看護師さんから注意点の書かれた紙を渡され、直接説明を受け、検査の承諾書と検査前日の夜に飲む薬を渡されてお会計はゼロ円でした(検査当日の費用に含まれるそうです)。
そして、検査前日の夕方から説明された通りに検査の準備をしました。
まずは食事制限です。
前日の夕食はおかゆ・素うどんなど消化の良いものを、午後9時までに食べることとなっていました。
午後9時以降は、水分の摂取のみOK。ただし、果実入りのつぶつぶジュースなどは腸に残ってしまうのでNGです!
この食事制限を守らないと、検査時に内視鏡を入れてから「この状態では検査できません。もう1度腸内を綺麗にして出直し!」という恐ろしいことになるんですって!
▼次に、夕食から寝るまでの間に飲む薬がありました。
こちらのヨーピス内用液という薬を、150㎖の水と混ぜて飲みます。
かな~り薄めたポカリやアクエリアスみたいな味。
「大腸から水分を吸収するのを邪魔する作用」があるそうです。下剤を効きやすくするのかな?
この薬は下剤ではありませんから、この薬を飲んでも夜中に下痢が出るようなことはありませんよ♪
大腸内視鏡検査当日
検査当日の朝も、引き続き食事制限(水分のみOK)です。
ナガユキはお茶を飲んだだけでいつも通りの健康な排便が1度ありました。
そして午前9時半に病院へ!
ナガユキの病院では鎮静剤を使用するため、帰りに車を運転することができません。
病院までは夫に車で送ってもらいました♪
下剤で腸内を大掃除
病院に到着すると、トイレ付きの個室に案内されて下剤(マグコロール)を渡されました。
この下剤1.8リットルを10分ごとに200㎖ずつ飲みます。
つまり、約1時間半でこの下剤をすべて飲み切ることになります。
ポカリかアクエリアスを少しだけ薄めたような味で、ナガユキは抵抗なくゴクゴク飲めました♪
別の病院で大腸内視鏡検査を受けた知り合いはマズイと言っていたので好き嫌いは分かれそうです(^_^;)
この下剤、すぐには効きません。
飲み始めてから約1時間ほどで便が出始めるそうです。
待ってる間に下剤を飲みながら持参した本を読んでリラックスできました(≧∇≦)/
ナガユキも9:45に下剤を飲み始めて、初めて便意がやってきたのは10:40。
「ん、おならが出る?」と思ったら、そうじゃなさそう!
急いでトイレに駆け込むと、「お腹が痛くない&お腹に力を入れていないのに下痢が出る」という不思議な感覚を体験!
1度便が出たあと、急にお腹がゴロゴロなり始めました。
その後は5~8分おきに排便。
下痢なのにお腹がまったく痛くないんですよ。まさに「腸内を水で洗い流している」感じでした!
ナガユキの場合は4度目の排便(11:00)から便がかなり綺麗に♪
11:05に下剤をすべて飲み終わったあとは、看護師さんの「水をいっぱい飲んでよく身体を動かして便を出しましょう」というアドバイス通りに水を合計1リットルほど飲みました。
その後の排便は11:44まで5~8分おき。
そこからお腹が落ち着きはじめます。
排便も12:18と13:15(12回目の排便)の2回のみで、出てくるのはほぼ透明な水だけになりました☆
トイレの中には大腸内視鏡検査を受けるために確認する便の状態のチェック表が張られていました。
このチェック表を見て、自分の便の状態がどの段階なのかを看護師さんに申告するのです♪
ちなみに、別の病院で大腸内視鏡検査を受けた知人は看護師さんに最後の方の便を確認されてつらかったんですって(>_<)
そりゃ・・・他人に見られたくないですよね(^_^;)
【参考】▼便の状態を確認するためのチェック表の写真です。見たい人だけ見るようにしてください。
下痢の超特急なのに、お腹が痛くないからトイレがギリギリになりやすいです!
便意を感じたらすぐ排便できるよう、脱ぎやすい服装を心からおすすめします(≧∇≦)/
いざ大腸内視鏡検査!
便の状態がOKということで、ナガユキは13:45に検査服に着がえを開始!
▼通常は下の下着をつけずに、このおしりの部分に穴のあいたズボンをはくそうです。
ナガユキの場合は生理3日目だったため、ショーツを着用したままこのズボンをはいてOKでした。
こんなおしりの部分に大きな穴の開いたズボンをそのまま着たら恥ずかしいですよね。
▼ですから、間違ってもおしりが見えたりしないよう、上に着る検査服はとてもタケが長かったです。
ちなみに、上の下着はつけたままで大丈夫ですのでご安心ください♪(大腸内視鏡検査に上半身は関係ありませんからね。)
14:00には鎮静剤を使用するための血管ルートを確保!
▼普通の注射よりも太い針でしたが、看護師さんの腕が良かったのかほとんど痛みはありませんでした♪
そして14:30、ついに検査室へ!
身体をベッドに横たえて、先ほどの血管ルートから鎮静剤を注入します。
注入した直後、看護師さんに「寝ても大丈夫ですか?」と聞いたら「大丈夫ですよ、むしろ気を張ってたらせっかくの鎮静剤が効きにくくなるから寝ちゃってください♪」と答えてくださいました。
そこで、目を閉じたら・・・
・・・
まばたきして目を開けたと思ったら、もう検査が終わってました!
眠気を感じる間もなく寝てしまい、夢も見なかったので「まばたきしたらテレポートしてた」って感じです(^_^;)
時刻は16:10。だいたい1時間半ほど爆睡していたようです。
おしりにもお腹にも、特に痛みはありません。
▼変わっていたのは、リカバリー室に移動していたことと、紙おむつをはかされていたことだけ(事前に説明はありました)。
ちなみに、ナガユキの腸はもう下剤が残っていなかったのか、紙おむつにそれらしい汚れはありませんでした。
ガスだけは出ていたのか、特におならが出て困るようなこともなかったです。
見回りに来てくださった看護師さんに見守られながら、フラフラしないか確認しつつ歩いて個室に戻り、着がえてお会計へと向かいました。
鎮静剤を注入したら「眠い」と感じる間もなく寝てしまいました!
リアルタイムで自分の腸内を見られなかったことだけが残念ですが・・・
おかげで「恥ずかしい」とか余計なことを考える暇もなく終わっていたので良かったです♪
大腸内視鏡検査にかかった費用
今回の検査でかかった費用(自己負担額)は7,180円でした。
このうち、1,300円が個室代金だったようです。
この時点で、ポリープの処置や病理検査等の追加料金が発生していなかったので「とりあえず大きな問題はなかったに違いない」とホッとしました。
大腸内視鏡検査を受けた日の夜
会計が済んだあとは、もう帰るだけです。
この病院では鎮静剤を使用しているため、検査の結果は後日来院して聞くこととなっていました。
病院から何1つ注意を受けることなく、夫に車で迎えにきてもらって帰宅。
そして、病院から何も言われていなかったので空腹にまかせて思いっきり夕飯を食べたらお腹が痛くなったことをお伝えしておきます(笑)
偶然か、やはり最初はおかゆのようなものから食べるべきだったのかはわかりません(^_^;)
大腸内視鏡検査の後日談
大腸内視鏡検査後の初の排便
大腸内視鏡検査を受けた翌日は排便がありませんでした。
別の病院で大腸内視鏡検査を受けた知人からは「翌日に泥のような排便があるよ!」と聞いていましたが、出ず。
さらにその翌日(検査の2日後)の朝になって、やっとバナナ型の健康な排便がありました♪
大腸内視鏡検査の結果
後日、検査結果を聞きに病院へ行きました。
見せてもらった腸の写真は、血管がたくさん見えましたがまぁまぁ綺麗☆
気になる結果は「大腸憩室症(だいちょうけいしつしょう)」でした!
大腸の右側に憩室が1つ見つかったんですって。
憩室とは、大腸の外側の方向にできたくぼみのようなもの。
ここで炎症が起きると、腹痛や出血が起こることがあるようです。
時間がたっていたこともあり、ナガユキの血便の原因がこの憩室かどうかは断定できませんでした。
とにかく、検査の時点では憩室の他には異常なし♪
今後は憩室で炎症が起きないよう食物繊維と水分をしっかりとることが大切だそうです。
基本的に快便タイプなので、まさか憩室ができているとは思いませんでした(^_^;)
今後の長い人生のためにも、もっともっと食事に気を付けて健康的な生活をしたいと思います(≧∇≦)/
余談:鎮静剤なしで大腸内視鏡検査を受けた知人の感想
ナガユキには、鎮静剤なしで大腸内視鏡検査を受けた知人が2人います。
その2人に大腸内視鏡検査の感想を聞いてみたんですが・・・
知人A:飛び上がるほど痛かった
知人B:大腸のカーブを内視鏡が曲がるときが痛すぎて身体が勝手に動いた。看護師さんに身体が動かないよう押さえられた。
とのことでした!
知人2人には申し訳ないけど、鎮静剤を使って意識のない間に検査が受けられて本当に良かったです(>_<)
あとがき
ナガユキの父は、ステージ4の大腸がん患者です。
父は血便という症状があったのに、それを「痔」と勘違いしたまま1年過ごしてしまいました。そのため、腸閉塞寸前で見つかった大腸がんはすでに転移しており、「抗がん剤の効く期間が余命」という状況です。
痔がきっかけで大腸・肛門外科を受診して直腸がんが見つかるケースもあるそうです。
血便に限らず、痔で悩んでらっしゃる方もぜひ大腸・肛門外科を受診してみてくださいね♪
早期発見・早期治療によって、大腸がんで亡くなる方が減るよう強く願っております。
大腸がんは、女性のがんの死亡率第一位!
「恥ずかしいから検査を受けたくない」と検査を先延ばしにしているうちに、手遅れとなってしまうことが多いと考えられています。
検査を受けようか迷うような症状があるのなら、検査を受けましょう!