今回は、療育園で給食を食べたときの話だよ(≧∇≦)/
見学に来た療育園で露天風呂を楽しんでいたオイラに、お偉いさんっぽい先生から声がかかった。
「ユッキー君、そろそろお風呂から出てご飯にしよっか♪」
ご飯!
オイラは食べることも大好き♪
母ちゃんがオイラに話しかけてくる。
「ユッキー、ご飯だって♪じゃあお風呂はそろそろ出よう。
いーち、にーい、さーん・・・きゅ~う、じゅう!おまけのおまけのきしゃポッポー♪
ポーッとなったら上がりましょ~♪」
この「上がりましょ~」で、オイラの身体はお風呂から出される。
大好きなお風呂だったけど『ご飯』と聞こえていたので、オイラは抵抗なくお風呂から出て母ちゃんに身体をふいてもらった。
そして先生に促されるまま園の中に入り、オイラの席らしき場所に自分でイスを運んで座る。
「園の中」とはいっても、園庭側の扉がぜんぶ収納されてて、半分外で食べてるような感じだ。
もう少し大きいお兄ちゃんお姉ちゃんたちは園庭で食べるみたいだし。
テーブルの上にあったお皿に、先生が野菜のおかずを入れてくれる。
もう食べていいのかな?
母ちゃんは周りの子の様子を観察してるようだ。
オイラと同い年らしき子は3人。
その3人がすぐ食べ始めたので、母ちゃんはオイラに「いただきますしましょ♪」と声をかけてくれる。
オイラは手をパンパンパンとたたいて合わせた。(オイラ、手を合わせたままにすることはできないんだ。)
スプーンが用意されてたけど、周りの子が手づかみ食べをしていたので、母ちゃんはオイラにスプーンを持たせようとはしなかった。
オイラはスプーン持つの嫌いだからちょうどいいや♪
そのまま手で食べ始める。
先生が汁物を出してくれた。
白くにごってる。
母ちゃんが「粕汁だよ、あたたまるね」って声をかけてきた。
オイラは汁物の汁を飲むのが大好きなので、迷わずぜんぶ飲み干してから野菜のおかずに戻った。
汁物のおわんに入ってた里芋やこんにゃくも手でお皿にうつして一緒に食べる。
野菜のおかずをだいたい食べきると、先生が大きな豚肉をお皿に入れてくれた。
これは、このままかぶりつけばいいのかな?
オイラ、一口サイズに切ってもらってるのしか食べたことないからな~。
周りの子は、その大きな豚肉を手で持ってガブリ、ガブリとかみ切りながら食べていた。
でも、オイラはそんなことしたことないから手が出せない。
とまどうオイラを見た先生が「お母さん、食べやすい大きさに切ってあげていいよ♪」と包丁とまな板を持って来てくれた。
母ちゃんが一口サイズに切ってくれて、オイラは初めて豚肉を食べる。
美味しい!生姜焼きだ♪
そして、豚肉を食べ始めたらご飯の入った茶碗を先生が出してくれた。
オイラはご飯大好き!
ご飯はオイラの優先順位1番♪
オイラは迷わずご飯を食べに移った。
先生が周りの子に「ご飯をぐちゃぐちゃにしたらいけんよ」と言っているのを見た母ちゃんがオイラにスプーンを持たせてくる。
「すくって~、食べる。すくって~、食べる。」
母ちゃんが声をかけながら、スプーンを持つオイラの手をサポートしてきた。
スプーンは嫌いだけど、しかなないな~・・・と思ってたら。
「お母さん、無理にスプーンで食べさせないでいいのよ。
スプーンは本来難しいものなの。
まだまだ手づかみ食べで大丈夫よ♪自分で食べることが一番大事だからね。
お母さんは一緒に食べながら美味しいねって声をかけてあげるだけでいいんですよ♪」
お偉いさんっぽい先生がそう声をかけてきた。
そうして、オイラは完全に自由になった♪
母ちゃんは先生に言われたとおり、一緒に食べながら「美味しいね」って声をかけてくる。
オイラは手づかみでどんどん大好きなご飯を食べる。
ご飯には、切った野沢菜が混ぜられていた。
ここのご飯(給食)は、噛みごたえがあるものばっかりだな~(^_^;)
噛んでばかりだから、アゴが疲れてきちゃうよ。
先生たちも知ってるのか「ガジガジ、ガ~ジガジ、よく噛んで食べようね♪」って声をかけてくる。
母ちゃんは食べながら考えていた。
「なるほどな~、食べる意欲をまずは尊重するわけか。
そして、この噛みごたえたっぷりの給食!
我が家で作ってる料理よりもかなり噛みごたえあるなぁ(^_^;)
しっかり噛むのって脳にいいらしいから、これも大切なことなんだろうな。
噛むことで脳が刺激されて認知症の予防になるとも聞いたことあるし。」
こうして、オイラはいつもの数倍くらいよく噛んでお昼ご飯を食べ終わった。
1歳11か月目にして完全に手づかみ食べに戻るとは思ってなかったなぁ。
さらに、これを機にお家のご飯が玄米混ぜご飯になるんだけどそれはまた別のお話☆
各自、ご飯を食べ終わったら自分でお皿とお椅子の片付けをしてお外遊びへ♪
食べるペースが人によって違うから、みんなで一緒に「ごちそうさま」なんてことはしないみたい。
オイラは、母ちゃんに手伝ってもらって片付けをすますと、また裸足で園庭に出て行った。
ナガユキの長男だい♪