広汎性発達障害児ユッキー、療育先選びでワクワクする母を横目で見る

広汎性発達障害児ユッキー、療育先選びでワクワクする母を目撃する

<script>” title=”<script>


<script>

ユッキー
オッス、オイラは広汎性発達障害児のユッキー!

ナガユキの長男だい♪

今回は、オイラの療育先選びに母ちゃんがワクワクしてた話だよ(≧∇≦)/

 

前の話へ   目次   次の話へ

 

その夜、母ちゃんは楽しそうだった。

iPadで岡山市の療育先(発達支援)を調べては「ふむふむ」とうなづいていた。

 

きっかけは、通所受給者証をもらいにいった市役所で「療育先は1か所じゃなくても大丈夫ですよ」と教えてもらったことだ。

そしてオイラは週に3回(月に13日)まで療育園に通える。

それなら3か所の療育園でお世話になって、3か所それぞれの良い刺激を与えたいと考えたらしい。

 

療育園(発達支援)にも、いろんな形式があった。

  •  マンツーマンで心理士さんと遊びながら親と離れて過ごすタイプ
  •  グループ形式でコミュニケーションの練習を行うタイプ
  •  保育園で園児と共に過ごしながら発達を支援するタイプ
  •  学習障害(LD)対策を主に行うタイプ
  •  体操や運動を中心とするタイプ

などなど・・・。

 

オイラは広汎性発達障害と診断されたけど、自閉症スペクトラムに近い。

だから母ちゃんは

  1. 母抜きのマンツーマンで心理士さん(母以外の人)と信頼関係を築けるようになってほしい。
  2. グループワークでコミュニケーションの練習をさせたい。
  3. 保育園で集団生活を経験しながら、より多くの先生と信頼関係を築きつつコミュニケーションの実践をさせたい。

この3点同時作戦で療育園に通わせようと考えた。

 

翌日、母ちゃんは目星をつけた施設に電話した。

「来週の月曜には通所受給者証が届くと市役所で言われました。見学を希望します。」って。

 

そして、見学OKと言われたのは保育園型のところだった。

「じゃあ火曜日に、届いた通所受給者証を持って見学にいらしてください」と。

 

コミュニケーションの練習に特化したところは、提携先の心療内科を受診してからでないと見学もできないと断られた。

ただ、この心療内科は1歳半健診を受けたときに予約してあったので来年春には行ける見込み。

その時に見学をお願いしようと母ちゃんは記憶しておくことにした。

 

マンツーマン型は「通所受給者証が届いてから再度連絡を。」とのこと。

それで書類を取りに行き、さらに別途面談の予約をするそうだ。とにかく「時間がかかる」という印象だったらしい。

保育園型が1日9~13時の4時間に対して、マンツーマン方は1時間だけ。

「1ヶ月に13日しか通えないなら、1回1時間だけのマンツーマン型はもったいないのでは?」と母ちゃんはマンツーマン型については保留に戻した。

 

とりあえずは、翌週火曜日。

保育園型の見学にいってからまた考え直せばいいだろう。

ホームページで見るだけより、実際に見学にいってみるのが一番!

 

母ちゃんがそんなふうに考えつつ「どんなところかな~♪」とワクワクしている横で、オイラはプラレールで走る電車の車輪を眺め続けていた。

 

こうして、オイラは保育園型の療育園に連れていかれることとなる。

 

前の話へ   目次   次の話へ