広汎性発達障害児ユッキー、飛行機の離着陸が見れる公園へ行く

広汎性発達障害児ユッキー、飛行機の離着陸が見られる公園に行く

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ユッキー
オッス、オイラは広汎性発達障害児のユッキー!

ナガユキの長男だい♪

今回は、飛行機の離着陸が見られる公園に遊びに行ったお話だよ(≧∇≦)/

 

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2018年11月初めの休日。

オイラは、母ちゃんや姉ちゃんたちと車に乗ってお出かけをした。(父ちゃんは出張で不在。)

行先は「日応寺自然の森スポーツ広場」ってところ。

公園の目の前が岡山空港の滑走路になっている。

 

ここは・・・オイラ、来たことあるな。

たぶん、前に来たのは4月の春休みだったと思う。

オイラはうっすらとした記憶を頼りに、自分の好きな遊具へと母ちゃんの指をしっかり握って向かう。

お姉ちゃん達は2人で自分達の好きな遊具へと走っていった。

オイラもいっぱい遊ばなくっちゃ♪

 

母ちゃんの指を1度も離さないままオイラが小さい子ども用の遊具で遊んでいると、母ちゃんが「飛行機が着陸するよ!見に行こう!」と叫んでオイラを担いでいった。

飛行機?

なんのことだろう?

 

・・・ゴォォオォオオオオオオと音が聞こえてきた。

 

「ユッキー!飛行機だ!飛行機が降りてきたぁー!」

母ちゃんが興奮した声でオイラに話しかけてくる。

音の方を見ると、大きな電車になんか生えたような機体が空を飛びながらこっちに来て・・・

オイラの目の前を通り過ぎ、大きな道に降りた。

その飛行機とやらが大きな道に降りた瞬間、オイラの大好きな車輪からシュッと白い煙が上がる。

 

お、おおお・・・すごい!

そういえば、前にこの公園に来たときもこの「飛行機」っての見たなぁ。

なんで忘れてたんだろ?

オイラは着陸した飛行機が動かなくなるまで真剣に目で追った。

母ちゃんが「これから飛行機は休憩するから、もう動かないよ。」とオイラの手を引っ張る。

たしかに、もうさっきの飛行機が動く気配はない。

オイラは母ちゃんに引っ張られて、また公園に遊びに戻った。

 

今度は、滑走路側に近い遊具で遊んでた。

オイラも新しい遊具で遊ぶのは嫌いじゃないから、母ちゃんに促されるまま遊ぶ。

結構楽しい♪

母ちゃんは、時計を気にしてるみたいだった。

 

もう少し遊んだ後、母ちゃんが「今度は飛び立つ飛行機を見に行こう」とオイラを滑走路が見える場所に連れていく。

でも、まだそれらしき飛行機は見えない。

オイラは母ちゃんに肩車されたり、石に登って遊んだりしながら待った。

 

すると・・・1台の飛行機が動き始めた。

ゆっくりゆっくり、大きな道に向かって進んでいく。

オイラはその飛行機の姿を凝視した。

 

母ちゃんが声をかけてくる。

「飛行機が滑走路についたよ!これからエンジンかけて飛び立つから見ていよう!」

・・・そっか、あの大きな道は滑走路っていうのか。

そして、滑走路に着いて少し動きをとめていた飛行機が・・・動き出した!!

 

少し遅れて、ゴォオオオオオオオオオオ!とすごい音が聞こえてくる。

飛行機はオイラ達の方に向かって走り出し・・・ふっとその機体が空に浮かぶ!

空に浮かんだ飛行機は、そのままオイラの目の前を通り過ぎて、さらに空高く上がっていく。

オイラは興奮して叫んだ。

「あ、でんちゃ!あ、でんちゃ!あ、で~んちゃ!」

「電車じゃないよ、飛行機だよ」って母ちゃんが訂正してくるけど、オイラはまだ「ひこうき」なんて言えない。

 

オイラは、飛んでいった飛行機が見えなくなるまで目で追った。

そっか、飛行機ってああして飛んでいくんだね。

 

こうしてオイラは夢中になって飛行機を目で追い続けたおかげで、空を飛んでいる飛行機ってのを知ることができた。

同時に、空を飛んでいる飛行機に気づくこともできるようになった。

「飛行機を見つけたら『あ、でんちゃ』と言う」クセまでできちゃったけどね(^_^;)

それに母ちゃんが気づくのは、次のお話♪

 

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