ナガユキ流へようこそ(≧∇≦)/
5歳になってもおもらし・おねしょが治らなかったナガユキです(^_^;)
5歳でおもらし・おねしょなんてしてたら、親は怒ると思いませんか?
ところが、ナガユキの母は怒りませんでした。怒るかわりに「これはおかしい」と病院に連れていってくれたのです。
そして検査の結果、膀胱尿管逆流症という生まれつきの病気をもっていたことが判明!
膀胱尿管逆流症とは
腎臓で作られた尿は尿管を通って膀胱に貯められますが,尿管と膀胱のつなぎ目(接合部)の異常のため膀胱に貯まった尿が再び尿管さらには腎臓に逆戻りする 現象を膀胱尿管逆流と呼びます.(中略)
膀胱尿管逆流のために腎機能が低下し, 腎不全 に陥ることがあります.
*日本小児外科学会 膀胱尿管逆流症より引用しました。
母のおかげで早期発見できた私は手術を受けて完治し、腎臓の機能を失わずにすみました♪
この記事では、そんなナガユキの体験談をご紹介します。

膀胱尿管逆流症にも重度・軽度と様々なパターンがあります。
新生児のときに尿路感染症から発覚するケースもあれば、発見されないまま成長とともに自然に治る場合もあるんだとか。
この話は「あくまでもナガユキの場合」であることをご了承ください。
なお、手術を受けたのは1990年のことです。
お好きな項目からどうぞ♪
膀胱尿管逆流症が見つかるまで
ナガユキは幼稚園児になっても頻尿でよくおもらしをし、毎晩おねしょをする子どもでした。
幼稚園でみんなと一緒にトイレに行っても、次のトイレの時間までもたなかったんですよ。なんども「トイレ」と先生に言いづらくてつい我慢→間に合わずにおもらしというパターンがよくありました。
母は「我慢しなくていいんだから、なんどでもトイレに行ったらいいよ」と言うだけ。
おもらししたナガユキを叱ることはありませんでした。
「おもらしして、一番なさけなくてつらいのはナガユキ自身」だと理解してくれていたんですね。

もしあのとき母に怒られていたら、ナガユキは自分を情けなく思って自信のない子になっていたでしょうね。
そんな母はというと「この褒められるの大好きっ子がおしっこのことだけうまくいかないのは絶対におかしい!それに、頻尿にもほどがある!」と思っていたそうで(^_^;)
そうして、母は幼稚園児のナガユキを、まだ小さい弟もかかえて病院に連れていってくれました。
しかし・・・

で終わらせられたんですよ(^_^;)
で、確かにその薬を飲むとおねしょせずに朝を迎えらえるのですが、頻尿は治りませんでした。
母は「絶対におかしい」と、まだ小さい弟も一緒で大変な中、なんども病院に連れていってくれ・・・
小学校1年生になったとき、ついに「そこまで言うなら検査してみる?」と、大きい病院への紹介状を書いてもらえました!
大きな病院にいっても「こんな小さい子に検査するの?」と言われました。膀胱尿管逆流症を調べる検査は痛いそうなので、お医者様がそう言われたことも無理はないと思いますが(ナガユキは運良く痛くありませんでした♪)。
それでも母が「はい」とこたえ、検査をした結果・・・
お医者さんの開口一番は「検査、してみるもんですねぇ~!」でした。
無事、ナガユキの膀胱尿管逆流症は発見されたのです!!!
そして、大好きだったプールが禁止になりました。ドクターストップ。
尿管から細菌感染したときのリスクが大きいからだったと思います(´;ω;`)
膀胱尿管逆流症の手術
さて、膀胱尿管逆流症と診断されたものの、ナガユキの場合は重症度が低かったので数か月おいて再度腎臓の機能を調べる検査を受けました。
その結果、やはり腎臓の機能が少しずつ落ちてきているとわかり、総合的に判断して体が大きくなった小学2年生の夏休みに手術を受けることになりました(>_<)
手術は開腹手術(お腹を切る手術)!
当時まだ7歳だったナガユキにはめっちゃくちゃ怖かったです(^_^;)
手術自体はあっという間でした。
「甘いにおいがするよ~」と言われて「ほんまに甘いにおいや!」と思った次の瞬間に意識を失って、まばたきしたらもう終わってたような感じです。痛みは感じませんでした。
ただ、目が覚めたときがちょうど左の太ももに注射を打つときだったので「なんで目を覚ますの今やねん!」と思いましたね(笑)
ちなみに手術時間は約5時間。予定では3時間くらいと言われていたので、両親は気が気でなかったようです。
手術の際、お腹は将来傷が目立たないよう横に切ってくれました。
少なくとも当時(1990年)は男の子だったら縦に切ったそうです。
手術の入院期間は約2週間でした。
一番つらかったのは、手術後のどがカラカラなのに水を飲ませてもらえなかったことです(ノД`)・゜・。
たしか、胃腸がビックリしてしまうからだったかな?ようやくペットボトルのキャップくらいの水を飲む許可が出たときは嬉しかったですね!
傷がある程度ふさがるまで体を動かせないのもつらかった。
で、動けるようになると退屈で・・・(笑)
でも、母を独り占めできたのは嬉しかったんですよね★
膀胱尿管逆流症の手術後
さて、膀胱尿管逆流症の手術を終えて退院したナガユキが驚いたことがあります。
1度のおしっこの量が増えたんですよ!そして、トイレの間隔がちゃんとあくようになりました♪
おねしょもしなくなって、夢のようでしたね(^^)
手術後は、経過観察として半年ごとに腎臓の機能の検査を受けました。
膀胱尿管逆流症のせいで多少のダメージを受けていた腎臓がきちんと発育しているのか調べるためです。
その検査も問題なく、中学生になると検査も年に1度となり、高校1年生で経過観察も最後となりました。
そして無事大人になったナガユキは3児の母となり、このブログを書いております(≧∇≦)/

母は「お腹を切る手術をしたから、結婚のときに子どもができないかもと思われたらどうしよう」と気にしていました。
ですが、この通り3人産みましたからね♪
手術に対する偏見がなくなりますように☆
あとがき
この話を書きながら母のことを考えてたらウルッときてしまいました。+゚(ノд`*)゚+。
「おもらしして、一番なさけなくてつらいのはナガユキ」だと理解してくれて、怒らないでくれた母。
先生から「気にしすぎ」と言われても「これは絶対おかしい」と病院に通い続けてくれた母。
母への感謝の気持ちは、とても言葉にならないです。
もし母が「自分の気にしすぎか」と検査をあきらめていたら・・・ナガユキは中学生頃には腎不全になっていたでしょうね(^_^;)
そして、いくら母が頑張ってくれても、この体をもって生まれたのが手術のない江戸時代だったらどうすることもできません。腎不全を起こしてそのまま死んでいたことでしょう。医学の進歩にも心から感謝です☆
余談ですが、ナガユキは母の「必要があれば叱るけど、必要がなければ叱らない子育て」を受け継いでいます。
ただの人間で、余裕がなくなるとイライラしてしまう自分には難しいんですけどね(^_^;)
どうぞ素敵な「あなた流」を見つけてくださいね(≧∇≦)/
おねしょ・おもらしの原因は様々です!
ナガユキのように膀胱尿管逆流症が原因とは限りませんのでご了承ください。